おかあさん、ありがとう。



たくさん泣いたし、
たくさん悩んだし、
たくさん苦しんだ。



その分勉強したかは不明だけど…(笑)


自分は努力してもダメな人間なんだって
努力してるつもりでも、そんなの努力してるに
なんないほどクソなことしかできないし
ちょっとやっただけで、やった気になってる
クズだと思ってた。


結局、甘くて。
結局、自分で決めることなんかできなくて。
いつも先生の言うこと、親の言うことを鵜呑みにして、
頼ってばっかりだった。


それでもいいから、とりあえず頑張ろうって思った。


受験に費やしたお金のことをあらためて考えると、
本当に自分が情けなくてしょうがなかった。
親に申し訳なかったし、なにより自分のプライドがへし折れた。
恥ずかしい。情けない。マジで自分クズ。
ずっとそう思って泣いてた。
恥ずかしいとか思えなくなって、悔しくて涙がでた。


今まで苦しんできたことは、全部ハリボテだったのかって。
頑張ってきたことは、全部無駄だったのかって。
部屋にいっぱいある問題集に参考書。
予備校の春期・夏期・冬期・直前期・レギュラーの教科書類。
これらは全部無駄だったのかって。
予備校に出してもらったお金、高校に払ったお金。
頑張って週3で通った努力。
冬休みなんかなかった。夏休みだってなかった。
元旦だって模試だった。なのに、結果がひとつもでない。
納得もいかなくて、結果もでない。
結論はいつも、勉強が足りなかったからだと思ってた。


センター試験
前期7回の入試
どれもひっかかんなくて、受験の怖さを知った。
C判出てるし…とか意味のわからない自信。
その自信が裏目に出たのかはわからない。


第一志望の後期入試を終えて、予備校の大学生やらと話した。
それから、やっと何かが吹っ切れた。
「動けば、変わる。絶対に」
その言葉を信じて、それからもう一度、向き合ってみた。
やるしかなかった。
落ちるだろう。
でも、やるしかなった。


あれから8日。


不安でしょうがなくて、受かる気なんかしなかった。
それでも、諦めくれなくて、すがりついて。
受かりたかった。受かりたかった。受かりたかった。


卒業式終わったのに、制服着て、学校に通った。
受かりたかったから。諦めたくなかったから。
自分の努力無駄にしてくなかったから。
頑張ったあの日々を無駄にしたくなかったから。
周りの人たちの応援に応えたかったから。
「動けば、変わる」から。


正直いうと、「頑張れ」って言葉が嫌いだった。
頑張ってるのに、何を頑張れっていうの?
まだ頑張ってないってこと?
あんた、あたしの何を知ってるわけ?
もちろん、みんな、もっと伝えたいことはあるんだけど、
匹敵する言葉がこの言葉しかないからってことは
わかってたよ。現に、私もそうだし。
ただ、しんどくなるにつれて、強く思った。
でも、ある時を境に「頑張れ」が心にしみるようになった。


「大丈夫」


その一言がほしかった。
言ってもらえて、元気もやる気ももらえた。


周りの人たちがあってこそ、今までやってこれた。
頑張った自分にも拍手だけど、その前に
家族、友達、先生、予備校の方々にお礼。
私が幸運だったのは、この人たちに会えたことです。
ありがとうございました。



第一志望はダメだったけど、
無事、第二志望 合格。



春から、大学生。